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スロープ勾配

段々春めいた陽気になってきましたね~。今年は春が早そうです。

介護リフォーム講座の続き・・・
講義の中で車椅子に実際に乗る機会があったんです。旦那が手術をした病院で旦那の車椅子を拝借してみた事はあるんですが、その時はちっとも上手く操作出来なくて乗ったというほど乗ってはいないんですが、人生2度目の車椅子です。
車椅子は2タイプあって、病院などに置いてある普通の車椅子と車輪の軸が座る所の下辺りにあって小回りが効くのとで、両方とも乗ってみたんですが、やっぱり想像以上に上手く動き回る事が出来ませんでした。
特に半身が使えないと仮定して右手と右足のみで直進しようとしてみたところ、真っ直ぐに進む事が全然出来ませんでした。車椅子でスポーツやってる人ってすごいわ。運動神経良いんだな~。と痛感。

車椅子で講座をやっている会場内にあったスロープを登ってもみたんです。
勾配は1/12(12m進んで1m上がる勾配です)弱だったんですが、もう腕が筋肉痛になるかも!っていうくらいの力が必要でした。
建築をする上でよく聞かれるスロープの一般的な勾配は1/12~1/15です。1/12のスロープも見た目だけだったらそんな急勾配ではないんですが、実際に使うとなるとやはり少々疑問を感じます。
でも、現実として住宅の玄関なんかにスロープをつける場合、緩やかな勾配のスロープを付けるだけのスペースを取る事は難しい事なんですよね。スロープの為に6mも7mも余分なスペースを空けるのも勿体無い事も多々ありますし。
でも、これから住宅にスロープを取り付けようかと思っている方がいらっしゃったらスロープを必要としている人の体力や車椅子の重さなんかを考慮して勾配を決めたら良いと思いますよ。
コンパネとかで仮設スロープを作ってもらってテストするのも良いと思います。
病院とかにあるスロープなんかを活用させてもらうのも有りかと・・・
by yamaichi-log | 2006-03-15 16:46 | 福祉関係
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